現代神秘世界

【概要】

 私たちのよく知る現代の地球とほぼ同じ世界です。ただし、魔術や妖精、妖怪などといった「神秘」と総称されるオカルトが秘密裏に実在しており、中でも人類に脅威をもたらすものは「霊害」と呼称し、討魔師と呼ばれる国家公認の霊害と戦う者たちが秘密裏に排除しています。

 

【現状】

 「試練の洞窟」の存在により、人類の「不思議な事などない」という常識が揺らいでおり、神秘の活動が活発化しようとしています。
 国連の対霊害部門と300人委員会はこの事態を重く見ており、「試練の洞窟」を攻略するためのアライアンス「試練の探求者」を結成しました。

 

【文明】

 神秘が密かに実在する以外は、我々のよく知る現代日本と代わりありません。
 ただ、神の加護が実在しているため、神の加護が実在していない世界より人類全体の幸福度が気持ち高い可能性はあります。

 

【猟兵/支援】

 アライアンス「試練の探究者」は実力者を誰でも歓迎します。「試練の洞窟」で得た報酬はそのまま持ち帰る事も許されています。

関連作品

 

詳細な世界説明

 現代神秘世界の登場人物になりきるにあたり、理解しておくとより楽しめそうな情報を簡単に説明します。
 より詳細な説明が見たい方は、『A-AWs 現代神秘世界観 ワールドセクション』を読んでみて下さい。

 

魔術師の種類

 現代神秘世界では、魔術師は三種類に分類されます。
 本作のキャラクターは魔術ではなく「マナ現象」で戦うので深く気にしなくても良いですが、気にしたい方は読んで下さい。

 

古術使いメイガス

 最も古くから存在し、かつ今なお最も多いとされている魔術師が古術使いです。
 呪文や印を用いて魔術を発動する者達を指し、行使する魔術は極めて多岐に渡ります。
 他二つの魔術師でも、古術使いを兼ねていることは多いです。

 

邪本使いマギウス

 本を用いて魔術を使う魔術師、それが邪本使い(マギウス)です
 邪本使いの使う本には二種類があります。古術使いが使うような呪文が記されたスペルブックと、魔術の法則そのものが記されたローブックです。
 スペルブックは詠唱を本が代わりに実行してくれると言う代物で、本に対し魔力を通したり、起句と呼ばれる短い呪文を唱えることで魔術を発動させることが出来ます。
 ローブックはやや複雑で「本来神秘レイヤーに刻まれているべき神秘基盤を本に記したもの」です。基本的にはその本に儀式や術式が記されており、その通りの事を行うことで魔術を発動出来ます。本が必須なだけでやる事は古術使いに近いのが特徴と言えます。

 

魔導具使いウィザード

 魔導具と呼ばれる最新式の魔術道具を用いる魔術師、それが魔導具使いウィザードです。
 魔導具とは魔術で出来た魔術を自動で発動する道具の事を指します。術者は最悪の場合、なんの才能も持たなくても決まったコマンドワード発言したり、動作を取るだけで魔術を発動出来ます。
 ただし、一つの魔導具に行使できる魔術の数はそう多くはないのが実情です。

 

 ちなみに魔導具使いを作る魔術師(多くの場合、古術使い)の事を、魔導具鍛治師マジックスミスと呼んだりもします。

 

現代の魔術師プレゼント・マジシャン

 現代科学技術を利用して魔術を行使する魔術師を特に「現代の魔術師」と呼びます。
 機械で自動的にルーンを編んだり、プロジェクターで魔法陣を展開したり、過去の信仰ではなく現在の特殊な信仰を魔術に応用したりします。

 

討魔師の種類

 現代神秘世界では世界中にその世界ごとの討魔師がいます。
 多くの場合、皆さんのプレイヤーキャラクターもその中のどれかに加わっている設定になると思うので、ここに簡単に説明します。

 

日本

 日本には「討魔組」「宮内庁霊害対策課」「警視庁対霊害捜査班」「自衛隊特殊戦略群霊害対策部隊」の四つが存在します。

 

 「討魔組」はフリーランスの討魔師の集まりで、多くの場合戦国時代から日本刀を使ってきた武士達の末裔です。
 日本刀は神秘と戦うにあたりいくつかの優れた特性を持つため、日本にはフリーランスの討魔師が多く存在します。
 完全にバラバラでは争いになりかねないので、「討魔組」というフリーランスの組合を形成しており、後述する宮内庁からの仕事を討魔師達に割り振っています。
 現在は如月きさらぎ・アンジェが代表を務めています。

 

 「宮内庁霊害対策課」は、天皇の加護を直に受けて、その神性を借りて戦う少数精鋭の戦闘員です。
 現在は中島なかじま美琴みことがその代表を務めており、娘の中島・あおいが「試練の探究者」に出向しています。

 

 「警視庁対霊害捜査班」は正式には「警視庁刑事部総務課資料2係」と言います。神秘が関係してる疑いのある事件を捜査するのが仕事です。戦闘員は少なく、霊害と判断された後は宮内庁にお任せします。

 

 「自衛隊特殊戦略群霊害対策部隊」は、大規模な霊害に対処するために作られた自衛隊の対霊害部隊です。
 ニッカリ青江の写しである軍刀と銀でコーティングされた弾丸である「シルバージャケット弾」を使います。
 その性質上、実践経験は少ない、というより絶無です。

 

ヨーロッパ

 宮内庁霊害対策課を大規模にしたような組織「テンプル騎士団」がヨーロッパ全土を防衛しています。

 

 テンプル騎士団は唯一神の加護を受け、擬似聖痕と呼ばれるタトゥーから、霊光甲冑と呼ばれる光の甲冑を生成し、また霊光剣と呼ばれる光の剣を取り出し、霊光大盾と呼ばれる大盾を出現させて戦います。
 基本的に集団戦法が基本ですが、単独でも戦闘可能です。

 

 テンプル騎士団の上位組織にインクィジターという組織が存在していますが、「試練の洞窟」に対しては静観しているようです。

 

イギリス

 第三次十字軍の折に敵の神秘部隊対策に結成されたリチャード騎士団が古めかしい騎士の装束で霊害から人々を守っています。
 装備は霊障を防ぐ鎧に、霊体を傷つけられる剣と銀の剣の2本。
 最近はSMLE小銃を改良した銃「妖精銃」と「妖精剣」を開発。人工妖精と呼ばれる人工的に作られた妖精の「エンチャント」を受けて戦うようになった。

 

アメリカ

 アメリカは歴史的に神秘を持つ組織が存在せず、霊害対策として魔術師を積極的に迎え入れることを選びました。

 

 西海岸には私立のミスカトニック大学に魔術部門と魔導書図書館が存在し、東海岸には国立の魔術学校が存在します。(なお両者の中は良くない)

 

 そして、多額の予算を密かに投入し、魔術の才能さえあれば扱いが容易な魔道具を発注。魔術師部隊「Anti Ghost Hazard Force対霊害軍」、通称「AGHFアグハフ」を設立しました。
 AGHFの使う対霊害兵装は「マルチツール」と呼ばれる文庫本サイズの魔道具です。
 変形する機構があり、拳銃や非実体剣の柄などになる他、様々な部位を分離させ、魔力の探知や脚力の増強など様々な用途に使用出来ます。

 

 ここで紹介した以外の国々にも何かしらの形で討魔師が存在します。

 

NPC一覧

                  

 

  安曇

  ウェリィ

  英国の魔女

 

  如月・アンジェ

 

 

 

  中島・碧

 

  フェア

 

 

 

 

 

クリーチャー一覧

                  

 

 

 

 

 

 

 

 

 

  レプリ・ショゴス

 

 

全種族・ジョブ一覧

 

種族

種族はこの中から一つだけを選びます。後から変更することは出来ません。

種族はこの中から一つだけを選びます。
後から変更することは出来ません。

人間

所謂通常の「人間」です。旺盛な生命力と高い環境適応力を持ち、多くの世界に普遍的に存在しています。

ダンピール

吸血鬼と人間の混血です。純粋種の吸血鬼はほぼ絶滅しており、現存する吸血鬼は殆どがダンピールです。

人狼

狼の尻尾や耳を生やした人間です。どの程度獣に近い見た目をしているかは様々な要因により決まるようで、様々なようです。

ケットシー

二足歩行する猫の姿をした、妖精の一種です。一般的な種は人間の1/4程度のサイズをしています。

多重人格者

一つの肉体に複数の人格を宿した人間です。各人格が異なる分野を得意とするため、人格を切り替える事で様々な状況に対応できます。

シャーマンズゴースト

人類に味方する実体を持った亡霊です。奇妙な頭部、たてがみ、手足を持ちます。

ブラックタール

黒いタールのような液状生命体です。任意に形状を変更できますが、基本的に個々人の気に入った見た目を維持していることが多いです。

フェアリー

背中に透き通った翅を生やした妖精です。サイズは人間の1/6程度で、一般的には「ピクシー」と呼ばれています。

羅刹

所謂「鬼」と呼ばれる種族、あるいは、それと人間の混血です。特に日本では角が生えない程度に血が薄まった羅刹が多く存在します。

ヤドリガミ

長く使われ続けた器物に魂が宿った存在、所謂「付喪神」と呼ばれる種族が、更に長い年月を得て、人間型の肉体を得た姿です。肉体はあくまで仮初のもので、本体の器物を破壊されない限り何度でも再生できます。

妖狐

狐の尻尾や耳を生やした種族です。他の生命の精を吸って生きるため、他の知的生命に取り入ることに長けています。

怪奇人間

噂等の事実と異なる情報によって「ロア化」した人間です。人間とも他の知的生命とも異なる生命に変異しています。

東方妖怪

日本やアジア由来の妖怪です。どのような種類かはプレイヤー様の設定次第です。

西洋妖怪

主にヨーロッパを由来とする妖怪です。どのような種類かはプレイヤー様の設定次第です。

新しい妖怪

最近になって新たに創作され、ロアとして誕生した新種の妖怪です。どのような種類かはプレイヤー様の設定次第です。

角の悪魔

常に何かと争わずにはいられず、手勢を連れて陣取り合戦を繰り返す種族「上級悪魔」です。
※「角の」の部分は自己紹介画面から変更が可能です。

雪女

極寒の地に住まう妖怪です。氷や雪を操ります。男性も存在します。

スケルトン

動く死体ムービングコープスと呼ばれる怪異の一種です。死してなお動き続ける骸骨人間です。

サキュバス

他の知的生命の精を貪り喰らう淫魔です。他人の夢に入り込む能力も持ちます。ここでは夢魔や夜魔、淫魔の総称として「サキュバス」を用いています。男性も存在します。

 

 

ジョブ

ジョブはこの中から2つ選びます。後から変更することも可能です。

ジョブはこの中から2つ選びます。
後から変更することも可能です。

人形遣い

からくり人形を操る変わり種の魔術師です。

死霊術士

死霊を呼び出し操る、魔術師の中でも嫌われがちな魔術師です。

戦場傭兵

現代兵器と鍛えられた肉体、戦場での経験を用いて戦う傭兵です。

探索者

討魔師でも魔術師でもない人間が、何かしらの理由で神秘に触れた、または、触れ続けている民間人です。

パラディン

所謂「騎士」です。剣や盾、甲冑と言った装備で戦います。

ウィザード

所謂「魔術師」です。
古術使いメイガス邪本使いマギウス魔導具使いウィザードの三種類の魔術師が存在します。

剣豪

剣術を極めた者たちです。日本の日本刀、「玉鋼ブレード」は、強い神秘として有名です。

妖剣士

いわくつきの日本刀、所謂「妖刀」を操る剣士です。爆発的な戦闘力を誇りますが、使用者の精神を四六時中苛みます。

陰陽師

五行や星辰に基づく様々な呪文真言を操る、卓越した術者です。一度は失伝しかけましたが、宮内庁の中島なかじま美琴みことにより復興しました。

悪魔召喚士

悪魔を召喚して従える悪魔使いです。悪魔を従える方法はしっかりとは確立されておらず、各々が独自の理論で悪魔を従えています。

闇医者

非合法な医者です。お金さえ積めばあらゆる医療行為を引き受けます。(もちろん、仕事を選り好みする闇医者もいます)

霊媒士

死者の魂に触れ、主に共感によってその力を借り受ける神秘使いです。

符術士

陰陽師から借り受けた符で戦う神秘使いです。日本では符の使い勝手の良さから、符を借り受けて戦う討魔師が増えています。

巡礼士

「聖杯」を求めて探索する謎の集団です。一般的には「聖杯騎士団」と呼ばれています。