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異邦人の妖精使い -第2章 後編-

 すっかり日も落ちてきた公園で、机を挟んで向かい側に座るスマホで誰かと話している中島さんと息を整えている鈴木さんの顔を見つめる。中島さんは相変わらずの顔であるが、鈴木さんはだいぶ汗が流れており、戦闘の緊張がでている事が見える。もっとも、先の廃墟から代わりの車を受け取る公園まで相当の距離があった事も影響していると思うけど。
「今、出た所みたいだから、十分は待機かな。問題無い?」
 中島さんがスマホをポケットに戻しながら、こちらに視線を向ける。特に問題は無いので素直に頷く。
「そういえば、スズキは銃だけだけど、特殊な銃なの?」
 ウェリィが疑問を発する。普通の銃は今回のような動くムービング死体コープス等の実体を持つ霊害なら問題は無いが、ゴースト等実体が無い霊害を相手にする事も少なくない。他に武器を持っていないという事は銃、もしくは特殊な銃弾を持っていると考えるのが普通だ。
「いえ、ただのリボルバー拳銃ですね。古いタイプです」
「その代わり、書類上は破棄済みになっているから、基本的に撃ち放題」
 鈴木さんが答えると同時に、中島さん説明を加える。弾が豊富というのは少し羨ましい。
「まあ、捜査班は元々、あくまで他機関に警察の捜査力で得られた情報を共有する為の組織で、実戦任務は他機関に依頼する事が前提だったんだよね」
 なるほど、リチャード騎士団でも、人間による霊害の増加から、新しい警察との連携が求められているという話は聞いた。
「でも、知っての通り、どこもかしこも多忙だから、前線にもよく出る事になってね。困った事に、市街地に近い自然発生の霊害にも派遣されるくらいだよ」
 そういえば、さっきも中島さんが気付くまではただの霊害扱いだった。戦闘を前提としていない組織でそれは難しい事であるだろうが、対応しないわけにもいかないのだろう。
「でも、ナカジマは強くない? ニンジャの末裔とか?」
 たしかに、中島さんの日本刀と拳銃の組み合わせた戦い方が警察官が一般的に使いこなせるなら、ウェリィが好きな、ニンジャとサムライがいるという日本像は正しい事になる。
「ああ、私は皇宮警察の霊害対策班から出向で来ているからね。戦闘は専門なんだ」
 皇宮警察霊害対策班については、日本に来る前に調べた知識がある。日本において最大の対霊害組織は宮内省であったが、戦後規模が縮小され、宮内庁に変化した。その際に、能力の一部を新設された皇宮警察に移したのが始まりらしい。組織としては別れているが、密接な関係にあるため、扱ううえで同一視しても構わないという記述もあったと思う。
 しかし、皇宮警察といえば、近衛兵に近いものだと認識しているが、中島さんのようなナンパ男でも居続けられる物だろうか。
「ナカジマ、意外とできる?」
 ウェリィが言う。それに対して、中島さんは苦笑しながら答える。
「まあ、対霊害班は儀礼に関わる事は少ないからね、なんとか」
 やはり、儀礼的な事は苦手なのか。私もそのような事をリチャード騎士団に加入する事も考えて習ったが上手くできないのだから、あまり突っ込みたくはない。
「中島さん、鈴木くん。お待たせしました。代わりの車です」
 話に集中していて気付かなかったが、公園の入り口に二台の車が止まっていて、そこから一人の女性がこちらに向かって呼びかけていた。
「今月何台目だったかな?」
「今月はこれが初めてですね」
 霊害との戦いというのはそう車を潰すものだっただろうか、対抗手段を持たないので無茶をしているのかもしれないが、気になる。
 気になりながらもとりあえず、車の後部座席に座り、ドアを閉める。すぐに、中島さんと鈴木さんも乗り込む。
 女性が車に乗り込み、その車が遠ざかるのを見送ってから、中島さんが大型のタブレットを取り出す。
「さて、妖精銃の話をしようかな」
 タブレットの画面には地図が表示されていて、工場と書かれている所にピンが刺さっている。
「監視カメラ、Nシステム等の情報を分析したところ、この工場が集積地じゃないかって疑われている」
 中島さんの指がタブレットの表面を走り、工場を撮影した写真に切り替わる。
「輸送中のトラックが事故で発見されて以降、内偵を行ってもらっているんだけど、トラックの出入りは無く、工場も稼働していないそうだ」
 確かに次々と変わる写真において、煙突から煙は出ていないし、夜間に撮影された写真では光っている窓は少ない。稼働していないというのは疑いようがなさそうだ。密売の品であろう物を運んでいたトラックが事故となると、活動を抑えるというのは正しい判断だと思う。
「んで、これが今朝の写真。煙が出ているよね」
 タブレットに映し出された写真には、確かに煙を吐き出す工場の姿が映し出されていた。
「事故について、積み荷は無かったとリリースを出していますし、トラックは警察の手を離れたので、見つからなかったと思って活動を再開したんでしょうね」
 ハンドルを切り、交差点を右に曲がりながら鈴木さんが見解を示す。事故で処理され、荷物が見つかっていないのなら、目を付けられてないだろうと判断しても不思議ではない、
 けど、現物を確認せずに再開してしまうだろうか、泳がされているという危惧もあってよいとも思う。
「修理中のトラックを確認しにくる様子も無いし、急がなきゃならない理由でもあるのかもね」
 タブレットを自分の鞄に戻しながら中島さんが言う。その急がなければならない理由とは何だろう。
「計画を遅れさせるわけにはいかないとか?」
 ウェリィが怖い事を言う。安全は確認できないが、何かの予定に間に合わないから作業を再開すると思い切っているというのは中々に怖い。
「もしくは、警察なんて倒せると思い切ったからか、どちらにせよ、時間は与えたくない」
 中島さんの座席から、リボルバーのシリンダーを開く音が聞こえる。こんな少人数で突入するのかと思いながら、私もケースから小銃を取り出し、弾を込め、ウェストポーチを身に着け、銃剣を固定しておく。座り心地は悪くなったが、仕方ない。
「そういえば、何の工場なの?」
 ウェリィの質問に、鈴木さんが答える。
「最近再稼働したマネキン工場だそうです。オートマタの可能性もあります」
 追加で嫌な情報が加わった。人形を魔術によって動くようにした存在であるオートマタは、それを作る術師、もしくは専門の人形師と呼ばれる魔術師の技量にもよるが、それなりの数を確保できる。とはいえ、大量に運用するとなると、個人では補えない魔力量となるから、内部に魔力を蓄えて運用する場合が多い。その場合は戦闘となると稼働時間が短い為、普段ならば大きな脅威とはならないが、少人数での突入だと、時間を稼げるか分からず、脅威となりうる。
「まあ、なんとかなるよ」
 銃にシリンダーを戻す音を響かせながら、中島さんが言う。信頼してよいのか、またナンパ男と呼びなおした方が良いかと考えていると、車が停車する。
「着きました。工場はあれですね」
 鈴木さんがハンドブレーキを操作しながら建物を指さす。確かに、写真で見た外見と同じだ。
「トラックは動いてないみたいだね。武器は大丈夫? 行こうか」
 中島さんが短い確認と共に外に出る。私も続いて外に出て、工場の様子を伺う。最近再稼働したという事を示すように、壁などが所々新しくなっている。
「ナカジマー、なんか反応無いの?」
 ウェリィもやろうと思ったら探知できるだろうに、もう中島さんに頼り切るつもりのようだ。優秀な方に任せるというのは、間違ってはいないと思うが。
「んー、人工妖精の感じと、オートマタ的な感覚はあるけど、なんかぼやけているね」
「あ、やっぱり? 私もそう思ってたー」
 中島さんに便乗したようにしか見えないが、探知を妨害する結界か、外壁に加工があるのだろう。中に何があるのか分からないのは怖いが、突入するかしないかを決めるのは中島さんで、私は判断できない。
「トラックに妖精銃っぽい感覚が、とりあえず、現物押さえとこうか」
 そう言うと中島さんは車両用のゲートをくぐり、トラックに近づいていく。その姿に、荷物を積み込んでいた人が気付き、怪訝そうな目を向ける。その男の動向を物陰から何時でも狙えるようにしながら警戒する。
「すみません、警察です。密輸品を扱っているという情報がありまして、中身を伺わせていただいても?」
 その言葉を言い切る前に、相手は動き懐から何かを取り出そうとする。いきなりで動揺しているのか、服に引っかかり出せない様子である彼に中島さんは素早く距離を詰め、刀を鞘のまま振るい、昏倒させる。
「黒かな?」
「黒ですね」
 中島さんと鈴木さんの間でそんな会話が交わされた直後に工場から警報音が響く。トラックの後ろで、人が慌てふためき、行動している気配を感じる。
「やっぱり、踏み込むのは人数がほしいね。証拠隠滅されそうだ」
 後方で警戒をしている私を手招きしながら、そんな事を呟く。
「そう思うならもっと慎重にやるんじゃないの? ニンジャみたいに忍び込んで、先に物品を押さえるとか」
 後半はともかく、ウェリィの発言に頷く。今更だがやはり慎重さが足りないように感じる。 
「忍者か、そういうのもありかもね」
 トラックの積み荷を捜索しながら、中島さんが適当な印象を受ける回答をする。トラックから出てきた中島さんの手には、私と同じ銃が握られていた。
「ちゃんと刻印が入っている。間違えなく妖精銃だね。この中には人工妖精は無さそうだった」
 刻印というのは、機関部に刻まれている製造番号に隣接している妖精付与可能を示す記号だ。対霊害用として開発された原形銃と区別する為に刻まれている。一応、中島さんから受け取って、その刻印を確認したが、間違えなく私の銃と同じ物であった。
「人工妖精の気配はあるから、どこかにあるはず、それを探さないとね」
 そう言って、工場内に突入しようとした中島さんの足元が銃声と共に剥げる。
 銃声のした方を見ると、工場内で妖精銃を構えた男がこちらを狙っている。しかし次の弾を送り込もうと、ボルトを操作しているが苦戦しているようで、次を撃ってくる気配は無い。
「フェアより下手な人もいるんだねー」
 ウェリィにうるさいと言う意味も込めて引き金を引き、発砲する。男の近くにあった壁に命中する。それだけだったのだが、男は銃を手放して逃げていく。
「ふーむ、戦闘慣れしてないね。魔術師の感じも無いし」
 ボルトアクションの操作に慣れていないのはともかく、一発の至近弾で逃げるような戦闘員というのは、妖精銃をこっそりと日本に持ち込んだ容疑者像と一致しない。
「出荷作業は一般人でもできるし、防衛はオートマタに任せて本人はぬくぬくってパターンかな。前にそんなのがあった」
 一つの扉から現れた動くマネキン、オートマタを睨みながら中島さんが言う。木製のマネキンで、手に西洋剣を持っている。数は3。幸いにも誰かが魔力を供給している様子は無い。
「オートマタなら、銃弾が効きますね」
「じゃあ、一人一体づつ。行くよ」
 私には確認を取らずに、中島さんが一体のオートマタに対して一気に距離を詰め、鈴木さんは拳銃を構える。少しは確認を取ってほしかったと思いながら、ボルトを操作して次弾を送り込みながら、フリーとなっている一体に狙いを定める。
 中島さんは敵が剣を振り下ろす前に、敵の腕を下から上に切り上げ、それを下ろすように胴体を切る。鈴木さんからは二発の銃声が響き、胴体に着弾。私の銃弾は胴体に当たると、その威力に耐えられなかったオートマタの胴体が砕け、上下に分かれる。
「合板製だね、脆い」
 仕留めきれなかった時の為に抜いたらしい拳銃を持て余しながら、中島さんが言う。オートマタは聞いた話だと、多種多様な素材から作り出す事ができるらしい。加工のしやすさから、好まれるのは合板で、私のいた研究所で運搬や掃除をしていたのも合板製だった。
「これだったらなんとか」
 鈴木さんがそう呟きながら、オートマタがやってきた扉を警戒しながら、その真横にある壁に張り付く。
「一気に行こうか」
 中島さんが短く告げると、軽く駆けるようにして扉をくぐる。それに続いて鈴木さんも扉をくぐる。
 扉を潜り、姿が見えなくなった所で、剣戟と銃声が響く。
「わぁ、不味いね」
 そんな声も聞こえた。何が起こったのか、そう考えながら、遮蔽物から、出て一気に通路を駆ける。
 通路の先の部屋は倉庫のようで、そこに木製ではないオートマタがいた。胴体と腕に弾痕が残っているが貫通していない。先ほどのオートマタよりも動きが良く、中島さんと剣を交えている。
「多分ポリカーボネートです。この厚さだとライフル弾でも防ぎます」
 ポリカーボネート、警察が持っているシールド等に使われるプラスチックの一種であったはずだが、
 まさかオートマタの材料として使えるようになっていたとは。
 幸いにも、解決法は単純そうだった。貫通力が足りないなら、補強すればいい。
「カティ、バレットエンチャント」
 妖精弾をポーチから取り出しつつ、C型人工妖精のカティが入ったケースのボタンを操作し、呼び出す。C型は魔法防壁を展開できる人工妖精で、銃弾に付与した場合は強度の強化。貫通力の向上につながる。
 中島さんが、敵の剣を刀で受け止め、敵の動きが少し止まった隙を見逃さずに胴体を狙い引き金を引く。
 銃弾はポリカーボネートを容易とまではいかなかったが、貫通し、本体にダメージを与える。中島さんがそのダメージで怯んだオートマタの剣を撃ち、剣を吹き飛ばすと、銃弾によって空いた穴に、刀を差し込む。
 ダメージを与えた所は、オートマタの心臓部近くであったらしく、その追撃で、オートマタは完全に機能を停止し、手が力無く垂れ下がり、地面に倒れる。
「こんなのが溢れているようなら、拳銃の威力を上げないとね」
 拳銃の弾痕を手でなぞりながら、中島さんが言う。ライフル弾にも耐えるとなると、拳銃の威力を上げたところでどうしようもないようにも感じる。
「動いているらしいオートマタの気配はもう無いね。ただ、動いている人工妖精と妖精銃の気配」
 その言葉を聞いて、少し意識を研ぎ澄ましてみると、私の物でない人工妖精の気配を感じた。燃やすという意思を感じる事もできた。A型の人工妖精だ。
「あっちだね!」
 人工妖精の気配を探知するのは私の方が得意だよ! と主張するように、ウェリィが言い、指さす方向を見ると、 妖精銃を構えた男がいた。
 銃口が光り、着弾した位置で、炎が舞う。倉庫には燃えそうな物がたくさんあり、それらに火が付く。
 こいつも狙いは下手らしい、誰もいない所であり、私達に被害は無い。したり顔であったが、肩を狙って撃つと、妖精銃を落とし、それを拾おうとした隙に中島さんに歩み寄られ、昏倒させられた。
 鈴木さんは、部屋の隅にあった消火器で、炎上した荷物を消火している。
「やっぱり、これだけの威力を一般人でも使えない事は無いって脅威だね」
 消火作業を見守りながら、中島さんが呟く。妖精弾と人工妖精は、呪文さえ呟けば、誰でも付与できる。今のように一丁であったらどうにかなるが、数があれば恐ろしい事になりかねない。
 さきほどのA型人工妖精が、どうすればいいか分からないという感じで、うろうろとしていたから、とりあえず付いておいでと声をかける。そうすると、嬉しそうにこちらに寄ってきて、クラブケースに入っている予備の空ケースに自分から入っていく。
「名前考えなきゃねー」
 ウェリィが言う。また辞書を開いて、名前に良さげな単語を探さなくてはならない。一番多いのがA型とはいえ、A型が多すぎる気もする。名前のネタが尽きそうだ。
「ここの倉庫に人工妖精と妖精銃は無いね。敵もいなくなったみたいだし、事務所の方に行こうか」
 中島さんの提案を受け、マネキンを作っている工場のラインにオートマタがいないかを警戒しながら、工場内を移動し、工場の奥にある事務所を目指した。
 ドアにたどり着いた中島さんが何も警戒せずにドアを開ける。てっきり慎重に突入するとばかり思っていた為、鈴木さんと共に唖然としていたら、その理由が分かった。
「あ、お疲れ様です。お手伝いした方がよかったですか?」
 事務所の中には、先ほど車を届けてくれた女性の方と、数名の人間が倒れており、その横に、妖精銃が収まるサイズの箱が積み上げられている。
「や、山本さんがなぜここに」
「さっきのひとー」
 鈴木さんと、ウェリィが驚きの声を上げる。私も声は出さないが、かなり驚いている。
「まあ、対霊害戦闘には慣れていないけど、強い人は捜査班にもいるんだよね。ウェリィさん、彼女は簡単に言うと忍者だよ」
 中島さんが解説をする。おーすごいという反応を示すウェリィとその反応に照れる山本と呼ばれている女性。
「山本さんが先に確保するっていう話なら教えてくれてもいいのに」
 驚きから覚めたらしい鈴木さんが、中島さんに抗議する。
「ほら、忍者ってインパクトがあると、受けがいいかなって。入る前に言われたのは少し焦ったけど」
 というか、現代を生きる忍者が実在したとなると少しウェリィがうるさくなりそうだ、侍も生きているかも、と思ったが、日本刀を振るう中島さんは実質侍と分類してもよいのかも知れないという発想が浮かび、少し考える。
「フェアさん。人工妖精を確認していただいてもいいですか?」
 妙な事を考えている間に、山本さんが人工妖精のケースが詰まった箱を手に、こちらに近づいてきていた。全く気が付いていなかった。
 ケースを一つ一つ手に取り、確認をする。何型であるかという情報を、健康状態を紙に書いていく。
「一応の確認だけど、ここで製造が試みられていたって事は無い?」
「全部エディンバラで生まれた子。ここで作られたわけじゃなさそう」
 チェックする中で語り掛けると、エディンバラで生まれた思い出が返ってくる。設備や技術が盗難されていて、人工妖精と妖精銃が大量生産されているというわけではないと知り、安心した。
「ひとまず安心ととらえるべきか、大量に流出している事を危惧するべきか。ともかく、数に限界があるなら、こうやって制圧していけば国内の物は全部取り押さえられる」
 中島さんの言葉に同意するように、頷く。リチャード騎士団が機能していれば、流出数がはっきりいて、はっきりとした目標が明らかになるが、混乱から立ち直ったリチャード騎士団でも、私が容疑者であり、すぐにでも日本に捜索部隊が送り込まれる事を想像すると混乱から立ち直ってほしくないという思いも多少はある。
「まあ、これからよろしくね。こんな感じの手伝いをお願いするから」
「よろしくお願いします」
「お願いしますね」
 対霊害捜査班の三人から、握手を求められる。この大変さから、あまり握りたくなかったが、人工妖精と妖精銃の流出は気になる話であるし、ウェリィがすでにハイタッチのように、三人の手を叩いている。
「はい、よろしくお願いします」
 短くそう言い、握手をする。次の手伝いは、もう少し穏やかである事を祈りたい。

 

~第二章後編 終~

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