光舞う地の聖夜に駆けて -登場人物-

  永瀬ながせ) 匠海たくみ)

 

 

 「世界樹」と呼ばれるメガサーバ「ユグドラシル」のカウンターハッカー。スクリーンネームは「アーサー」。
 数年前、「世界樹」がまだ一本だったころ、ユグドラシル内に謎の音声とともに現れた妖精と出会い、「妖精戦争」を経て彼女と行動を共にしている。
 また、現在多くのオーグギアユーザーが使用している「サポートAI」のコアプログラムを放流した張本人。
 卓越した技量を持つ魔術師マジシャン)(オーグギアハッカー)であり、魔法使いウィザード)(旧世代PCハッカー)。
 今回、アラスカに訪れたのは無理やり取らされたクリスマス休暇消化のため、妖精の提案に乗りオーロラを見に来た。

 

 元々はスポーツハッカーだったが恋人(和美)の死がきっかけでユグドラシルを攻め、逮捕。司法取引を経てユグドラシルを運営しているNile社に入社しているが「犯罪者枠」として多少は不自由な思いをしているとかなんとか。

 

 独自ツールは勝利呼び覚ます精霊の剣エクスカリバー)
 自分の所為で和美を喪ったというトラウマや罪の意識から長らく使用できていなかったツールだが、「妖精戦争」後(厳密にはその後の騒ぎで)再び使用できるようになった。
 性能は斬った対象を可逆的に破壊、改変するもの。魔法使い技能があって初めて真価を発揮するツール。

  「妖精」

 

 

 数年前の「妖精戦争」時にユグドラシルサーバに舞い降りたAI。
 現在は匠海を所有者マスター)にしたサポートAIという体で認識されているが実際は全てのサポートAIのコアプログラムの元となった「原初の」サポートAI。
 一般的なサポートAI以上の柔軟性を持ち、ほぼ人間と同等の思考、判断を行うことができる(匠海の命令ですら拒否できる)
 性格はいたって陽気、悪戯好き。妖精の被害に遭った匠海はじめとするユグドラシルのカウンターハッカー多数。

 

以下『世界樹の妖精 -FoY-』ネタバレ注意(クリックタップで展開)

 妖精の元となったデータは事故死したかつての匠海の恋人、和美の脳内データ。
 匠海は和美の脳内データが抽出されていたことを知らなかったが、3年の時を経て再会した、ともいえる。
 現在は匠海を現世に繋ぎとめる唯一の楔ではあるが……

 

 
 

 

Topへ戻る