輝ける牡牛と異界の光 第3章

  

 [アル]……かつて世界を救った英雄。騎士剣と魔術を組み合わせて戦う
 [ライアー]……アルの悪友。クロスボウを使って戦う
 [ジル]……かつて世界を救った英雄。風属性の魔術を使った突進やジャンプと槍を組み合わせて戦う
 [マイ]……ドラゴン族の血を受け継ぐドラゴナーと呼ばれる種族の女性。小柄だがドラゴン族から受け継ぐ高い筋力と能力を持つ。
 [ライン]……アルの幼馴染でドラゴン使い。

 

[コロトー]……光の女神を自称する少女。ソル・カアリアンと呼ばれる細剣レイピアで対象に日輪の光をぶつける。
 [コロルー]……コロトーの妹。コロトーが太陽、コロルーが月であるらしい。かつてはに与していた。
 []……コロトー達が元の世界で争っていた相手。黒い粉末状の見た目で、自在に形を変える。

 

《2009/Tauras-15(湖土藻の日) 南東州-コンビナート-中央ホテルレストラン》

 

「あれとこれと、あと、こっちと。それからこれお願いしまーす」
 ホテルのレストランにて暴食極める少女が一人。
「おい、いいのか、あれ?」
「まぁ、会計は別って話しておいたし、コロトーもさっき自分の手持ちを店員に見せて確認を取ってたから大丈夫だと思うよ」
「それにしてもよくあんなに入るよな。胃袋の中は宇宙か?」
「私も本当はたくさん食べられるんですよ! お金さえあればたくさん食べたいなぁ」
「ドラゴナーは人間の姿をしてるだけで本質はドラゴンだもんね」
 このあと、コロトーはお腹いっぱい、と称してしばらく動けなくなり、皆で困り果てることになった。

 

《2009/Tauras-15(湖土藻の日) 南東州-コンビナート-五番街》


「うぅ、揺れるぅ」
 一行は歩くのが大変らしいコロトーに配慮し、自動車で移動することにした。自動車とは魔術で水を蒸発させ駆動機関を駆動させる、私達もよく知る蒸気機関により駆動する車である。厳密に言うとチパランドにおける駆動機関のほとんどが蒸気機関だ。
「ねぇ、これどこに向かってるの?」
「十番街だよ。そこにコンクエスターのコンビナート支部がある」
 コンビナートは一番街から十番街までに区画整備されており、一番街が北西、二番街が北、三番街が北東、と言ったふうに3×3に並べられている。中央ホテルがあるのは名前の通り中央の五番街。そして、今回の目的地であるコンクエスターのコンビナート支部は南東に位置する十番街だ。
「随分端っこだねぇ」
「昔は五番街にあったんだ。けど、コンビナートは独自に戦力を確保する事を宣言してな。今は「グン」と呼ばれる組織がコンビナート、いや、この南東州の治安を維持してる。コンクエスターはいらないもの扱いさ」
「グン?」
「兵器やそれを扱う兵士で構成される戦闘力を備えた集団、って意味の神聖語なんだと。堕神戦争ラグナロクの時代には人類も持ってたらしいけどな」
「神話でも人類軍って出てくるもんね」
「ふぅん。その戦いってどうやって終わるの?」
「ん? 神々はどんどんやられていって、最後の神「世界」様が残るのみになったらしい。その頃にはせっかく出来た神と戦うための軍隊達もお互いの利益のために、つまり、人間同士争うようになっててな、「世界」様を倒すなんて、とても無理だった。さりとて「世界」様も人類を滅ぼせるほどの力はもう残ってなかったらしい。そうして無益な消耗戦に従事するようになって、三賢者って人間が異界の神を召喚したらしい。で、その異界の神の力を使って、世界を4つに分けた。これによって人々は物理的に戦争を続けられなくなった。「世界」様も異界の神が作った壁はどうしようもなかったらしくて、眠りについたんだ」
「へぇ……。……この世界の最後の神様、「世界」様は今どうしてるのかなぁ」
「さぁなぁ。そもそも神話は神話であって実在するかすら」
するよ
「へ?」
「「世界」様は実在するし、今も僕たちをたまに見てるよ」
「まぁ、アルがそういうならそうなのかもな」
 アルの確信めいた言い方に何かを感じ、茶化さずに真面目に頷くライアー。
「私達の戦いも、いつかは人類によって神話の中の戦いになるのかなぁ」
「かもな」
 あの黒い何かとコロトー達神の戦い。このコロトーの世界では今まさに現在進行形で神と何かが戦っているのか。人類が滅んでいたり滅びかけてたり、色々大変みたいだが、元の世界でいつか彼女が神話で語られるような存在になる時もくるのかもしれない。そんな事をうっすら感じた一行だった。

 

《2009/Tauras-15(湖土藻の日) 南東州-コンビナート-十番街》

 

「黒い粉末状の飛翔物について聞いてみたけど、目撃証言は0だったよ。一応何かあったら連絡してもらうようには伝えたけど」
「マジか。あんなでかいもの目立つはずなんだがな。コロトー、あいつらに姿を隠す機能はあるのか?」
「あー、あると思うよ。マザーユニットをあの黒いのが覆って姿を消したことがあるから」
「マザーユニット?」
「うん、テセリア様がそう呼んでた。その前は親玉って呼んでたんだけどね。あの敵を生み出す元凶だよ」
「……そのマザーユニットはここに来てない、よな?」
「来てないと思うよ。来てたらもっと目立ってるはずだし」
「目立ってる? 姿が消えるんだろ?」
「逃げるときはね。でも襲われたりしてない限りは、…ドギャンドギャンドギャン、グワングワングワングワンってしてるはずだから」
「いや、さっぱりわからん」
 もはやおなじみのようにライアーが肩をすくめる。
「まぁ、考えても仕方ないよー。そこのレストランで休憩しよう、目撃証言がそのうち出るよ、きっと」
 後手に回るのは避けたい。……が確かに動くにも当てがなさすぎるのも確かだった。
 こうして一行はコロトーの言いなりとしていくつかの飲食店をハシゴするはめになる。

 

「おい、夜になっちまったぞ」
「参ったねぇ。じゃ、次はあの店ー」
「アル、明日は気合入れて探さないと……」
「アル様! アル様!」
 伝令を務める軽装のコンクエスターが駆け寄ってくる。
「どうしたの? アル様がおっしゃっていた黒い粉末、目撃されました。場所はラスク近郊の海水浴場。近くの漁師に攻撃を仕掛けたらしくグンが出撃しました」
「まずい、グンにコロルーが拘束されるとややこしいことになる。急がないと」
「お任せください。そういう話になると思って、コンクエスターに贈与された失敗作……失敬、試作中の高速走行車両がございます。お使いください」
「嫌なフラグを感じるなぁ」

 

《2009/Tauras-15(湖土藻の日) 南東州-コンビナート―ラスク間》

 

「うわーいはやーい」
「ちょっと、これ大丈夫? なんか機関がバンバン言ってるけど!?」
「蒸気機関じゃないって言ってたからそういうもんなんだろ!」
「あ、見てください、グンの車両ですよ」
 マイに言われて視線を向けると、グン用の兵員輸送車両が数台並んでいた。そしてその横をアルが乗る高速車両はさっそうと追い抜いていく。
「コンクエスター何ぞに抜かれたぞ! 負けるな、加速だ! 試作内燃機関、起動!」
「イエッサー」
 先程まで兵員輸送車両は蒸気機関で駆動していたのだが、アルの高速車両と同じ機関に切り替えたらしい。速度を上げ、アルの高速車両に追いすがる。
「わ、追いかけてくる!?」
「女神コロトーの名のもとに負けるなんて許されないぞー!」
「よし、ならこっちも加速だ! あの伝令役、ここに火を吹きこめば加速できるって言ってたぞ、マイ、やっちまえ」
「承知しました! せーのっ、ふー」
 バンバンバンバンバンバン。何か炸裂するような音がして。
 機関が炎上をはじめた。
「うわぁ、燃えてる!」
「ここで止まるわけには行かねぇ、アル、振り向くな! 後ろは燃えてるが見なかったことにしろ!」
「んな無茶なー!」
 しかし、その無茶を見て対抗心を燃やす男がいた。
「こっちも負けるな、火を入れろ、加速だ!」
「イエッサー!」
 グンである。
「うわー、向こうも馬鹿だー」
 機関に火をつけた二つの車両が馬鹿げたデッドヒートを繰り広げ。
 ラスク目前で爆発した。

 

《2009/Tauras-15(湖土藻の日) 南東州-ラスク付近-海岸》

 

「発砲開始!」
 ラスク防衛のためにラスクに駐留していたグンが海岸に展開し、一斉に発砲し、先端を開く。
「愚劣」
 対するは黒い粉末の群れ。嵐のように旋回する黒い粉末の中心にいるのはコロトーとよく似た少女。
 しかし、その顔の半分は黒い仮面に覆われ、体のほぼすべてを黒い鎧が纏う。そして背中には黒い翼が羽ばたく。全てたる黒い粉末である。
「だめです。周囲のウジャのような嵐で防がれます」
「この程度で諦めるな。飽和攻撃で攻める、装填急げ」

 

「どうする、アル、もう始まってるぞ」
「僕らも乱入するしか無い。グンは良い顔しないだろうけど……」
「コロトー・ビーム!」
 ソル・カアリアンに蓄えられた日光がきらめき、ビームとして放たれる。
「来たか、愚かな光の女神」
 コロルーと思われる鎧の少女はソル・カアリアンのよく似た剣を一度空に掲げる。その光はまるで夜を優しく照らす月のよう。
「コロルー……ビーム」
「同じセンスだ!」
 そして放たれる。放たれたコロルービームはコロトービームを相殺し、消滅する。
「愚昧なる姉。なぜわからない。我らを生み出した主とともに星ごと滅びを迎えるのこそ、正しい未来なのに」
「何度でも言うよ! 全く意味がわからない。どんな理由があろうと、星を壊して人類や生命を滅ぼしていい理由なんてないよ! コロトー・ビーム!」
 シーン。何も起きない。
「ふっ。普段なら権能を持ったお前のもとに太陽の方から現れるが。……この世界の太陽相手ではそうも行かないみたい」
 そんな。
「終わらせよう。コロルー……………」
 コロルーが剣を天高く掲げる。美しく月の光が剣に装填されていく。
「ビーム」
 放たれる。
「逃げるぞ!」
 海岸から戻り、護岸工事された奥まで退避する。ここなら視界が通っていないから攻撃されないはずだ。
「一応確認させてくれ、あれがコロルー、お前の妹、でいいんだよな?」
「うん。どうしてまた敵の手に落ちてるのかはわからないけど。あの剣はルナ・カアリアン。私のソル・カアリアンと対を成す、月を象徴する剣」
「夜である今となってはこっちが不利ってか。これを待ってたわけだ。どう攻める、アル?」
「ライアー、使いたくないのは重々承知してる。けど、奥の手腕輪を、使ってくれ」
 アルが真面目な顔でライアーに向き治る。
「そんな申し訳なさそうな顔するな。必要なら使うさ。なにせお前と戦うためにも使ったくらいだ。それで、どう使う?」
「次のグンの飽和攻撃に合わせて僕とコロトーは攻撃を仕掛ける。ライアーはそれまでにできるだけたくさんの矢を仕込んで、合わせて発射してほしい」
「なるほどな。了解だ。早速ここに一矢、いくぜ」
 クロスボウを装填し、放つ。
凍結フリーズ
 ライアーの腕輪が紫色に光り、矢が止まる。「凍結フリーズ」の言葉で任意の極小範囲の空間の時間を停止させる。ライアーの持つ魔法である。
「じゃ、できるだけたくさんセットしてくる!」

 

 そして、その時が訪れる。
 コンビナートからの増援も来ているらしい。
「総員、一斉射」
「タイムオーバー!」
 ライアーの時間停止はその言葉で解除される。グンとライアーの矢が一斉に放たれる。
「行くよ、コロトー!」
「うん!」
 アルが突風の魔術を発動させ、コロトーともども一気に体を空中に浮かべる。
「まだ諦めていなかったか」
 黒い蛇が触手のように二人に迫る。
「僕、こういうのは慣れてるんだよね!」
 黒い蛇を騎士剣で受け止める。コロトーがその間にその黒い蛇自体を足場にしてジャンプする。
 アルもそれに続く。
「小癪な」
「答えろ、コロルー、あるいは、敵! なぜコロルーは仲裁前に戻った」
「ハンナナドンハゾノザ」
「そんなこと、だと?」
「ハヒザンナンハゾノヨ・ゾヤヌホロヌヌヌネギナジゴゼ・ドホギニムムムグギンヂナラネネ」
「記憶の封印だと!?」
「敵が記憶の封印をしてるなら、記憶の封印を解除するまで! 今いくよ、コロルー」
「人類や生命を滅ぼしていい理由などない? 人類などとうに滅びたというのに!」
 空手であった左手に黒い粉末が集合し、騎乗槍ランスのような武器が出現する。
「レプリキャルス?」
「ダークネス……ショット」
 レプリキャルスなるランスの周囲に螺旋を描くように黒い粉末が纏い、そして放たれる。
「ぐっ」
「コロトー!」
 コロトーはそれをソル・カアリアンで受け止めるも、なにせ推力もなく空中にいる身、ダークネスショットなる黒い粉末の衝突に耐えられず、落下する。
「ホノオヨ! ケンニヤドレ!」
 神聖語で詠唱し、剣を炎で満たす。
「炎に弱いと見たか? しかし、これは違う」
 しかしその一撃はルナ・カアリアンにより受け止められる。
「カゼヨ!」
 神聖語の詠唱で風を操り、空中で無理やり鍔迫り合いを演じる。
 ルナ・カアリアンが銀色に輝き始める。
「無意味だ。コロルー……バリアー」
 銀色の障壁が展開され、アルを弾き飛ばす。
「ぐっ。くそ、維持できない。せめて」
 落下の隙を狙う黒い触手を風魔術で撃退する。
「大丈夫、アル?」
「なんとかね。あの武器は?」
「レプリキャルス。闇の女神、ヴァリスちゃんの武器だよ。コロルーは月を司ってるから、夜とか闇とかと親和性があるの。まぁあれは模してるだけだと思うけど。けど、あれが擬似的なマザーユニットになって敵を増やしてる」
「そんな!」
「長期戦は不利だね、短期決戦で!」
「そんな事言われたって、戦力差が……」
 そういった直後、強烈な光の一撃で、コロルーが怯んだ。
「待たせたな、アル!」
 世界の壁を超えて現れたのはトブ。アルの保有する空中戦艦である。
「ピンチかもと聞いて、応急修理で出撃してきましたよ!」
 そして周辺にいる地上からは小さいつぶつぶにしか見えないそれは。
「ワイバーン隊、ブレス、一斉射!」
 トブの甲板でドラゴン使いラインの指示に従って飛翔する、ワイバーン部隊だ。
「みんな……」
「てやぁ」「はぁっ!」
 アルの仲間たちがトブから降下してくる。その中にはもちろん、トブを呼びに行くために離脱していたジルの姿もある。
「すまんな、仲間を集めてたら時間がかかった。ほい、お前の剣だ」
 ジルから剣を手渡され、握る。
 アルが握った途端、それは白い輝きを放ち光の粉を噴出し始める。
「そうか……。コロトー、その剣は太陽の光があれば攻撃を放てるんだよね」
「え? う、うん。けど朝まで待つなんてのは」
「もちろん、そんなことはしない。僕の剣も実は太陽の由来があってさ」
 アルが剣を構える。白き輝きが破れ、内側から黄金の光が溢れ出す。それはあらゆる闇を払う日輪の輝き。闇の中に住む亜空の邪神すら撃退する太陽そのものを写す精霊武器。またの名を、奇跡ミラキュリアス
「あっ。いける。これならいける」
 その剣の輝きを浴びて、負けられないとばかりにソル・カアリアンが輝き始める。
「行くよ、コロルー」
「うん、アル」
 二本の剣が振り下ろされる。二本一対の斬撃が飛翔する。
「ママザハ! ママザハ! ゾホヂンネンニネネザギムヅメメネザギムゼヂムゼヂユユグホジザギラヌヨネギナナヌヌヌナノギグホヒ!」
 コロルーがほぼ全ての黒い粉末を使い幾重もの障壁とする。しかし、太陽の輝きは全てを打ち砕き進む。
 その太陽の輝きは、地震の輝きを反射するものであるルナ・カアリアンを飲み込み、照らされる闇であるレプリキャルスを破壊する。
「コロルー!」
 太陽の輝きが消失した時、そこにもはや一切の黒はなく、ルナ・カアリアンをもった軽装の少女がただ落下するのみであった。

 

《2009/Tauras-16(振り返りの休日) 北西州-ルプス-アル邸宅》

 

「すみません、大変ご迷惑をおかけしました」
 昼頃に目を覚ましたコロルーはコロトーの妹とは思えないほど丁寧に謝罪してくれた。それどころか。
「はい、元の世界の戻り方も分かります。テセリア様がシグナルを発してくれているのを感じますから、フォルトを抜けてそちらに行けば帰れるはずです」
「そうだったのかー」
「なんで理解してないんですか……」
 敵だったときと性格が違う点については、感情を押し殺してカッコつけるとあぁなる。らしい。
「世界の法則を変えないためにも、お礼などを残すことはできませんが、本当に感謝いたします」
「え、この世界にものを残せない?」
「? はい。それが何か? まさか、姉が何か?」
「あー、うん。なんか世界のあちこちで、買食いしてたよ」
「ーーーーー! 姉さん。全て回収に行きましょう。行きますよ、ほら」
「わー、もっと休みたいーーー」
「本当にありがとうございました。それでは」
 余韻も何もない別れ方になってしまった。

 

「はー、でもようやく休みだ!」
 しかし、アルはやっと休めることに感謝した。今日はもう「振り返りの休日」。ゴールデンタウラス最終日に休みを振り返るべし、と作られた最後の祭日である。
「あ、アル様。今日中に今回の件をまとめた書類を作っておいてほしい、とのことです」
「え……」
 それが終わった時には、もうすっかり夜であった。
「あんまりだーーーーーー」

 

  The End……?

 

「そうだったのですか。こちらもいろいろ被害など迷惑をおかけしたのですし、何かひとつくらい置いて行っても良かったんですよ」
「え、そうだったんですね。気が回らなくてごめんなさい」
  テセリアからの言葉にしょんぼりと落ち込むコロルー。
「大丈夫! アルにはちゃんとせーきゅーしょ? っていうのを置いていってあげたよ! 店主の人達と交渉したの!」
  えっへん、とコロトー。本人は妹をフォローしてるつもりである。
「なんかやけにあっさり回収できたと思ったらそんな交渉してたの!?」
「せ、せめてアル様の幸運をお祈りしましょう…………」
「? なんで二人ともそんな表情してんの?」

 

「ふぅ、午前の書類仕事は終わり。ゴールデンタウラス、結局休めなかったけど、デスクワークばっかりって問題の気分転換にはなったか。振り返ってみれば良い思い出だってかな。さて午後の分は……、ん、この紙はなんだ、請求書?」
 中身と店の名前を見てアルはその内容に確信する。
「あ、あんまりだーーーーーーーーー!」

 

  今度こそ本当にEnd

 


 

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「輝ける牡牛と異界の光」の大したことのないあとがきを
こちらで楽しむ(有料)ことができます。