Vanishing Point 第3章
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惑星「アカシア」桜花国
そこで暗殺者として裏社会で生きる「グリム・リーパー」の三人は
そんなある日、
家族のことも何も分からないという彼女は何故か辰弥のことを「パパ」と呼び、懐いてくる
外見の相似から血縁関係を疑われる辰弥であったが彼はそれを否定、それでも少女が彼に懐いていることから
そんな折、待っていた
夜、
今回の依頼はとある企業のサーバ破壊かとぼやく
依頼当日、三人はそれぞれの配置につく。
狙撃用にスナイパーライフルを用意した辰弥は
ターゲットのサーバが設置されたビルに侵入するGene(
順調にサーバまで到達し、日翔が破壊に成功するが、次の瞬間、二人は身構えることになる。
サーバを破壊した瞬間、物理的セキュリティが発動し侵入が発覚する
脱出しようと走り出すが、そこへ
茜は「もっといいもの」としてカグラ・コントラクターの航空支援サービスを利用すると言い出す。
Bloody Blue(
屋上という閉鎖空間に追い詰められた二人だが、そこで辰弥の炸裂弾による狙撃が敵に命中する。
Bloody Blue(
音速輸送機搭載のガトリング砲で攻撃してこようとする敵を排除し、辰弥の回収に向かうことにする。
別の場所で後方支援をしていたBloody Blue(
音速輸送機を降りて辰弥を回収する二人、
意識を取り戻した
自分たちが暮らす街で発生していることもあり動きにくくなると三人は話す。
とある
広い窓から見える景色はこの部屋が摩天楼を俯瞰できるほどの高層にあることを示していて、訪れた人間は社長でなかったとしてもあたかも自分が選ばれた人間だと錯覚してしまうほどのものだった。
この広い室内にはデスクに座る社長とそのそばには控える、何らかのコンテストで賞を総なめしたかのような美女の秘書、そして出入り口の前に立つコテコテの軍用義体で身を固めた屈強そうなボディガードが二人。
そんな室内で社長が、デスクで何者かと通信している。
今のご時世、やれ健康だ環境だと騒がれ電子操作による紛い物が主流になっているにも関わらずこの社長は本物の葉でできた煙草、それも高価な太い葉巻を手にしている。
ふわり、と男の口から吐き出された煙が室内に広がり、消えていく。
窓からの光と間接照明で部屋はそこまで暗いとはいえないが、この光量では社長の表情は分からない。
《……パワードスケルトンの取引記録、顧客データ、輸送ルート等全て潰しました。パワードスケルトンの戦闘データも取れましたし、脆弱性を告発することも可能です》
その報告を受け、男がくつくつと嗤う。
「
今回、ライバル企業が密かに進めていたパワードスケルトンの取引、取り扱いを全て潰すように仕向けたのは彼の企業が開発中の新兵器に対抗馬が現れるのを恐れたから。
現在開発中の新兵器が
「ご苦労だった。後の指示は追って出す。通常業務に戻れ」
そう言い、社長は通信を切る。
それから、他に通信リクエストが入っていないかを確認するが着信はない。
「……まだか」
思わず、そう呟く。
今回、自社をこのパワーゲームの中で勝ち抜くために様々なカードを切ってきた。
そのカード、最後の一枚が、まだ手札に来ない。
「あとはノインさえ手に入れればこちらのものだが」
深くため息を吐き、男はデスクに肘を置き両手を組んだ。
「……どこにいる、ノイン」
今は耐えるしかない。
そう呟き、社長は葉巻を灰皿に押し付けて立ち上がり、窓に歩み寄る。
騒然とした
to be continued……
おまけ
ばにしんぐ☆ぽいんと 第3章 「ひよこ☆ぽいんと」
「Vanishing Point 第3章」のあとがきを
以下で楽しむ(有料)ことができます。
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